(らいにちがいこくじん)
警察庁がまとめる犯罪統計で用いられる用語で、外国人のうち非定住型の外国人を指す。
犯行時あるいは摘発時に持っていた在留資格で区分。日本国籍を持たない者のうち、永住者や日本人の配偶者、日系人や難民など定住性の高いと言われる外国人を除いている。観光や商用、技術者や留学生など職業上の理由で滞在する外国人だけでなく、オーバーステイの外国人も含まれる。
統計上の概念として扱いにくいのは、犯罪者の数は検挙時に確実にカウントできるのに対し、母数となる滞在者数全体のカウントができないという「特徴」があるからだ。
観光や商用をはじめ、数日あるいは数か月しか滞在しない場合が多いため、年単体や月単位で計算するにしても、在留資格の交付数をそのまま総数とするには難がある。このため、警察庁の統計やマスコミの報道では、外国人登録者数を総数として用い、犯罪率の計算を行っている。
そもそも来日外国人に分類される者の多くは、登録を免除されたりしていない場合が多い。これでは、ウサギの犯罪率の計算に、カメの総数を用いているようなもの。
このように、扱いにくい概念を用いた不完全な統計は、情報操作の手段となりやすい。